【登山】六甲全縦走~単独登山行者 加藤文太郎ゆかりの登山道 走破に向けたポイント~
今回は六甲全縦走についてです。
六甲全縦走とは
六甲全縦走とは兵庫県の六甲山を中心とする縦走路です。須磨浦海浜公園から宝塚駅までの縦走路は公称56km(GPS測定で45km), 累積標高差は2500 m、標準山行時間と一般的な登山ルートと比べると圧倒的な距離と標高差を示しています。しかも、この登山道は一日で走破することが基本とされています。例えば、上高地~涸沢~奥穂高ルート(距離37km, 累積標高差2500m)で2日から3日, 富士山(御殿場ルート)で累積標高差2200m, 距離21 kmは2日が標準的な山行日数と考えると、六甲全縦走を一日で走破することは普通は考えられないと思います。
この縦走路は新田次郎著『孤高の人』のモデルとなった神戸の造船エンジニア 加藤文太郎がこの縦走路を一日で往復した(90 km)というエピソードでも有名です。
毎年11月に六甲全縦走大会というものも実施されていて、3000人の参加者一度に縦走路を歩きます。完走率は85%程度と意外と高い印象でした。
六甲全縦走走破に向けた3つのポイント
十分な体力を持っていること
やはりそもそも体力がないと達成は不可能です。自分の場合は、山行時間が10時間以上の経験が何回かある状態で、挑戦しました。その時の最長が距離20 km, 累積標高差1500m程度だったので、最低でもこれくらいの経験があった方が良いかもしれません。
装備は軽めが装備でいくこと
自分はなるべく軽い装備を持つことを心がけました。登山靴はローカットタイプの登山靴を選択しました。六甲全縦走路は岩場があるもののほとんどが林道及び舗装道であるため、軽さ重視のローカットタイプの登山靴がおすすめです。もしくはトレイルラン用のシューズでも良いかもしれません。実際に、山行中に多くのトレランをしている人とすれ違いました。
お店の位置を把握し、補給をすること
六甲全縦走の特徴ですが、一部市街地や舗装道を歩きます。その時に、補給や食事を取ることができます。実際に私はポカリスエットを途中で500×2本、食事として、3回(おやつ1回を含む)を補給しました。そうすることで、自分の装備を軽くすることができます。
装備まとめ
登山靴:なるべく軽いものがお勧めです。
雨具:基本ですね。天候が急変した時のために持っていきましょう。
ザック:ザックは山頂へのアタックザックを選択しました。
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地図:自分はメインでは、ヤマップのアプリで行きました。スマートフォンが使えなくなった時のために紙の地図もお忘れなく。
サングラス:見晴らしのいい場所も多く通るため、目を守るためにもあった方がいいと思います
帽子:長時間、日光にさられるのであった方が良いと思います。
行動食:キャラメル2箱
飲料:ポカリスエット1本
お金:補給やエスケープを考えると、1万円程度を崩した状態で持って方が良いと思います。
カメラ:相棒なので、必須です(笑)
印象的な山行中記録
旗振山山頂
最初の登頂旗振山。山頂からの御来光はいつもいい。
須磨アルプス・馬の背
低山ながら大迫力の須磨アルプスの名勝地。少し怖いですが、登山初心者でも行けてしますお勧めのスポットです。
再度公園・修法ヶ原池
広い池がある再度公園。周りには休憩しているハイカーの姿も多数見受けられました。ここにある茶屋『森の四季』で最初のご飯 カレーを食べました。レトルトですが、こういう時のカレーは格別においしいものです。
市ヶ原
釣りをしたり、バーベキューをしたりと、みなさん休日を満喫されていました。
摩耶山 掬星台
摩耶ロープウェー星の駅の前にあるの掬星台。山頂の公園で音楽が鳴り響く中、服やアクセサリーを販売する方が多数おられました。星の駅二階にあるのがCafe 702。神戸市街を一望できる席からの食事は格別でした。今回はオムハヤシとコーヒーフロート。まさか登山中にこんなおいしいものが食べれるとは思いませんでした。
まとめ
毎日登山も盛んな神戸。六甲全縦走路は様々な場所からアクセスできることから、気軽にアクセスができます。しかも、林道あり、岩場あり、舗装道あり、展望良し、おいしいご飯ありと様々な楽しみ方ができるなぁといった印象でした。次回は摩耶山、六甲山から有馬温泉に抜けるルートを楽しみたいと思います。 そして、たくさんのお店に入って観光登山をしてみたいです(笑)