toriyamaranの山旅日記

登山、旅行を中心としたブログ

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【登山】涸沢・北穂高・奥穂高周回~岩稜帯縦走は全身がしびれます~

上高地、涸沢、北穂高、奥穂高へ二泊三日の登山の記録です。

 

 

横尾~屏風の頭~本谷橋

上高地から涸沢カールまでの道中で、本格的な登山コースになる入り口がこの横尾です。横尾にはキャンプ場や山荘があるため、ここを穂高連峰や槍ヶ岳への宿泊地点にする方もいるみたいです。

 屏風の頭といわれるロッククライミングで有名な岩を見ながら林道を進んでいくと本谷橋という橋が見えてきました。ここは登りが急になる手前の休憩スポットなので、涸沢に向けてしっかりと休憩&補給をお勧めします。

 本谷橋から進むと比較的ザレ場が多く、怪我と疲労に気を付けないといけません。また、落石の多いSガレを通ったりと危険です。

 

 

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涸沢カール

昼間

涸沢に着くとそこは穂高連峰に囲まれた岳人にとっての聖地です。ここは毎年行きたいと思える場所の一つです。カール状に地形には7月というのに雪渓が残っていました。緑と青と白のコントラストがとても美しいです。また、アルプスでの事故や怪我は非常に多くこの日もドクターヘリが何回か救助に訪れていました。また、個々のテント場は最大1000張りのスペースと山小屋が非常に充実していることから、テント伯初心者に有名な場所です。ここからテント伯を始めてテント伯が好きになった人も数多く存在します。

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食事

今回の夕食は涸沢にある涸沢小屋で食べました。2日間ともおいしい夕食を食べることができ、次の日の山行への良い補給となりました。私はテント伯を好みますが、食事はできれば山小屋で取りたい派です。特に北アルプスの山小屋はご飯に非常に力をいれており、とある山小屋ではもと一流シェフを雇っているという話を伺いました。ご飯がおいしいだけで、その時の思い出が良い思い出になると思うので、山登りの時ぐらいはおいしいご飯を食べたと思っています。

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夜になるとそこにはテントがキャンドルのように灯った美しい光景が広がります。

また、新月の時には満天の星空がそこにはあります。テントから仰向けになりながら空を見ると、視界全面が星となります。その見え方は、星が多すぎて、星座が良く分からなくなるほどです。

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涸沢~北穂高

7月のあっつい日は、ナイトハイクしかないですね。涸沢を2時に出発すると、最初から最後まで岩場の登りです。しかし、特別難しいところ無く、むしろ体力がないと厳しいところかもしれません。私はアタックザックの軽装装備で登っていったため、難なく北穂高を登っていきました。途中途中で目印が細かくみえるため、見失わないように行けば問題ないでしょう。

北穂高山頂付近のテント場で御来光を見ることができましたが、朝焼けした穂高は雄大さと美しさを併せ持っていたので、印象的でした。

北穂高山頂からは大キレットと槍ヶ岳をみることができました。槍ヶ岳は日本のマッターホルンと言われるような尖った山容をしています。いつか、あの槍を目指したいと山屋は一度は思うみたいです。

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北穂高~奥穂高

北穂高から奥穂高は危険度の高い岩稜体ルートです。一瞬たりとも気が抜けない危険なルートですが、慎重にいけば怪我無く乗り越えられると思います。しかし、はしごや鉄のくい、トラバースや鎖とこんなところを人が通れるのかといった具合です。なんとなく走破できましたが、ボルダリングで培った指を岩に引っかける感覚やつま先の母指球で立つ感覚が生きたと思います。後は懸垂下降などができればよかったと思いましたが、できなくてもクリア可能でした。また、ハーネスとカラビナとスリングがあれば、鎖場に引っかけて進むことができるので、不安な人は持って行くことをお勧めします。

涸沢岳に登頂するとすぐに穂高岳山荘が見えてきます。北穂高山頂と同じでテント場と山荘があるとは、おそるべしです。

山荘から奥穂高は序盤のはしごで渋滞することが多いので、そこだけ注意が必要です。奥穂高山頂からは、岩稜体で最も難しいルートのひとつジャンダルムや前穂高が見えてきました。奥穂高は標高が日本で三番目に高いやまということもあって周りはここより低い山ばかり。次は二位の北岳も行ってみたいです。

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奥穂高岳~ザイテングラート~涸沢

奥穂高登頂を降りるとそこから、涸沢まで一気に戻ります。ザイテングラートはひたすらのザレ場なので、上から石に耐えられるようにヘルメットの着用は必須です。また、落石をしないように注意しながら歩きましょう。ザレ場を長く歩くと地面からの突き上げが強くいつも以上に疲れることが分かりました。そのため、ザレ場が多い岩稜帯では重登山靴を履くことが多いみたいです。ここまで軽い方が登山靴は良いと思っていましたが、岩稜帯やテント泊を始めてからは自身の登山靴を見直してもよいかもしれません。

 

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まとめ

何回行っても好きになる涸沢カール。岩稜帯登山の楽しさと絶景堪能できる北穂高、奥穂高は満足間違いなしの登山になるのではないでしょうか。

 

上高地の紹介

 

www.photoandbook.pro

 

去年の涸沢登山

www.photoandbook.pro

 

山行の記録

一日目

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二日目

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三日目

yamap.co.jp

 

2018.07.25 投稿