【登山】剣山~ナイトハイクからの天の川撮影に挑戦!~
我がホームマウンテンの徳島の百名山 剣山に行ってきました。今回の目的はナイトハイクしながら、天の川撮影をすることです。満天の星空に天の川は最高の一言でした。
剣山ナイトハイク&天の川撮影
剣神社
登山口のある見ノ越峠に着いたのは深夜23時。そこから、準備を行い、午前0時に登山開始。いつもは神聖な気分になる剣神社の鳥居と石段は、少し不気味で不安と恐怖を感じました。そこから、登山道に入ると、暗闇の林道。すべての音は大きく聞こえ、あるかないか分からない気配にビビりながら一歩一歩進んでいきました。
西島駅
西島駅(リフトの終着駅)に近づくと、道が開けてきて、そこには天の川を含む満天の星空が待っていました。そこからは、すぐに立ち止まって撮影を行うため、全然進むことができませんでした。ちなみにこの日は5月下旬ですが、最大瞬間風速は20mを超えていたため、厳冬期並みの寒さでした。この時期の2000m級の山でも真冬の装備が必要だということが分かりました。
大剣神社
大剣神社の御神体の大岩と天の川を一緒にパシャリ!ここは『現生最高の良縁を結ぶ
』と謳っている通り縁結びの神社として有名です。こんな夜間にうろついている自分に万が一効果があれば、どんな人にもあると思います(笑)
山頂(星空)
山頂に近づくと道の両側はクマザサに覆われ、剣山山系の特徴が現れていました。後ろを向くと、剣山のある美馬市の街明かりが明るく灯っていました。山頂では、周りに高いものがあまりないので、満天の星空と天の川の撮影を楽しむことができました。また、流れ星も頻繁にみることができ、願い事を10個くらい叶えてくれそうな数の流れ星が空を流れていまた。
山頂(御来光)
だんだんと辺りが明るくなっていき、剣山山頂からの御来光を満喫しました。しかも、今回は雲海付きです。白い海にオレンジ色の水平線がとってもきれいでした。また、この時期はクマザサに覆われた剣山や次郎岌も朝焼けでオレンジ色に色づいていました。
山行の記録
活動時間:8時間
活動距離:9.7 km
累積標高差登り/下り:850m/850m
今回は何度も足を運んだ剣山だったので行くことができましたが、ナイトハイクは安全な登山とは言い難いので、十分に注意して行動した方が良いと思いました。もし、挑戦したい人がいれば、御来光登山のようにナイトハイクは登りのみにした方が良いと思います。登りであれば、道迷いのリスクも少なく、登山スピードも下りと比べて遅いため、リスクは低下します。とは言え、危険であることには変わりないので、慎重な挑戦をおすすめします。
今回の撮影のポイント
シャッター速度は500/焦点距離(35mm換算)にしました。
星空撮影でシャッター速度を長くすると、星が線のようになってしまいます。そこで、星を留めて撮影するために、ある一定数以下のシャッタースピードにする必要があります。私のレンズの焦点距離は24mmなので、500/24=20.8秒以下のシャッタースピードで撮影しました。また、撮影モードを蛍光灯とすることで、空が少し青くすることができます。また、写真の明るさが足りないときは、ISO感度を上げることになると思います。
まとめ
ずっと、ずっとやってみたかったナイトハイクと天の川撮影の合わせ技。深夜スタートということもあり、ビクビクしながら進んでいきました。しかし、リフトの終着点である西島駅に着くころには天の川と満天の星空に出会えました。そして、御来光に雲海とこれ以上はない フルコースな登山でした。
その他の剣山登山の記事
【写真・登山】山とカメラの相性~こんなに相性のいい組み合わせがあるだろうか~
山とカメラの相性についてです。
山に登る前まで
正直、写真を撮る習慣は全くありませんでした。スマホですら、全然。スマホで写真を撮るときは備忘録的にメモを撮影したりと、まったく写真には興味のない人生でした。
そもそも、芸術系とはまるで無縁です。というか、実技系は苦手です。
美術:味があるとか、雰囲気でてるとか謎のコメントをもらう。
書道:6年続けたが、字は汚い。
技術:本棚作製時に板から、釘が良く出る。
体育:運動神経が悪く、球技が苦手。ガリガリだったので、持久走はマシだった。(その後、マラソン⇒登山の布石となった気がする)
きっかけ
きっかけは石鎚山登山です。初めて、雲海の広がる山をみて、思わずスマホで写真を撮影したことを覚えています。しかし、写真を見ても『実際はもっときれいだったなぁ』と思う限りでした。
カメラを購入!!
それから定期的に登山をするようになって、カメラ欲が不定期に沸いてくるようになりました。『まぁ、カメラはずっと使えるし…』と自分の中でいくつもの言い訳を並べて購入しました。そのとき購入したカメラがオリンパス OM-D EM-1です。ちょうど、現品限り&新バージョンが出ていたので、通常よりお安く手に入れることができました。
そんなこんなでまさか自分が写真という芸術方面の趣味を続けることになるとは思わなかった。自分はどちらかと言えば内向的で、アピールとか積極的に話しかけるとか、苦手です。しかし、写真にはそんなものは必要ないんです。
写真:基本は自己満足
器用さ:多少は必要だが、ボタンを押して、ダイヤルを回せれば、使用可能。
体力:なくてもよい。(自分はきつめの撮影を好む)
取った後:見れないようなひどい写真はあまりない。
何より
何かを表現できる
というところに新鮮味を感じた。
登山と写真が合わさったとき
ここ最近時々思うことがあって、
写真を撮影するために、山に登るのか。それとも、山に登ったついでに写真を撮影しているか分からない。
また、単独での登山もそのころから増えていきました。写真を撮影しながら登っていく登山というスタイルが自分の中でしっくりきていることを覚えています。また、自分自身で想像したいという欲をカメラはうまく満たしてくれていると感じています。そろそろ、カメラを購入して1周年が近づいていますが、今度はレンズ欲が沸々と沸いてきているこの頃。今年も山と写真を楽しみ、遊び尽くしたいものです。
2018.03,29 投稿
2018.05.05 更新
【写真】あなたのカメラをパワーアップ~ストラップ・三脚・レリーズ・ストロボ~
今回は私の写真撮影に欠かせない付属パーツをまとめました。
ストラップ
なんといっても、その利点はストラップの長さを瞬時に変えられることです。
カメラ購入時に付属していたストラップを使っていましたが、移動時にぶらぶらと揺れることが不満でした。そこで購入したのが、このニンジャストラップです。注意点としては、ショルダーパッドが付属していないため、別途購入する必要があります。アクティブに動くカメラマン・カメラウーマンにはおすすめです。
使い始めて半年が経過しました。やはり長さを素早く変えれる利点は大きいです。また、登山中は斜め掛けしています。斜め掛けにすることで
①ぶらぶらすることを抑える
②こけたときに、カメラが地面に当たる危険性が少ないといった利点があると思います。ポイントは写真は撮れる範囲で短めの長さにしておくことです。
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三脚
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購入した三つのポイント
①夜景撮影にミニ三脚はつらい( ゚Д゚)
屋島での夜景撮影の時も以下のミニ三脚を使っていました。
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登山時の、星空撮影では問題なく使えましたが、いかんせん高さが足りませんでした。高さを補うために近くのお店の椅子をお借りしたほど…
今回購入した三脚は最大高さが142cmであるため、必要な高さを満たしている三脚だと思いました。
②自由雲台であった
主に自由雲台(左)と3way雲台(右)があります。
自由雲台は一点で固定するため調整が簡単ですが、望遠レンズ使用時のようなミリ単位の調整には不向きです。また、コンパクトであり、余分なものがない分、軽いです。
3way雲台は調整を三方向からする必要があり、調整に手間がかかります。しかし、精密な調整には向いていると思います。調整するためのハンドルが多いため、持ち歩くときにかさ張る&重いデメリットがあります。
私は、登山での撮影が主に風景であるため、自由雲台を選択しました。望遠での撮影を行う場合や精密な調整等を行う場合には3way雲台を選ぶの方が良いでしょう。
③カーボン製
三脚の材質には、カーボン製とアルミ製のものがありました。
カーボン製のメリットは軽くて丈夫であることです。また、もうひとつ感じたことですが、素手で触ったときカーボン製の方が熱伝導率がアルミと比べて低いため、冷たさを感じづらいということです。これから、冬のシーズンということもありなるべく冷たさは感じたくない!また、登山での使用も考えると『軽いは正義!』ということもあり、カーボン製を選択しました。
レリーズ
星空、花火や夜景を撮影するときに必須とも言える『レリーズ』。正直なところ、最初はオリンパス純正のレリーズを購入しようと思ってました。しかし、ケンコーのレリーズを店頭で見たところ、『あれ、意外とシンプルじゃん』。しかも、値段は純正の1/3でした。家で使用してみたところ、問題なく動作しました。確かに純正の方が、少し高級感があって細くしっかりした感じがしました。純正にこだわらない人にお勧めです。
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ケンコー リモート90L N-MC-30タイプ ニコン用レリーズ
ケンコー リモート90L C-RS-N3タイプ キヤノン用レリーズ
ケンコー リモート90L S-RM-VPR1タイプ ソニー用レリーズ 《納期未定》
ストロボ
インターネットで調べてみると、ストロボが必要みたいです。その理由としては、結婚式二次会では比較的暗い場所が多く、ぶれない写真を撮るためには、ある程度の光量が必要となるためみたいです。今回は以下のストロボを使用しています。購入のポイントとしては以下の3つです。
①ガイドナンバー(光の強さ)が32以上
②バウンス調整が上下左右できること
③メーカー純正であること(非純正ではフラッシュの強さやタイミングが合わないケースがあるらしい)
まとめ
カメラを購入して写真を撮影していくと、次第に滑らかに流れる写真が撮影したくなったり、星空や結婚式など光が少ないところでの撮影をしたくなります。そんな時に様々なオプションがありますので、必要に応じて加えていくと、撮影の幅が広がるので、
楽しくなりますよ!
2017.09.15 投稿
2018.04.26 更新(ストラップ、三脚、レリーズ、ストロボ記事を統合)
【写真】結婚式二次会で勝手にカメラマンをやってみた
こんばんわ
とりやまです。
先日の知人の結婚式二次会で、カメラマンをやってみました。
背景
いつもお世話になっている方がご結婚されるということで、二次会から招待されました。その人に結婚式二次会のカメラマンを雇ったか聞くと雇っていないとのこと。そこで、日ごろの恩返しも含めて写真撮影をすることにしました。
準備
会場の確認
会場は以下のような白熱灯を使用していました。このことから、F4.0以下の明るいレンズとストロボを用意する必要があると分かりました。
レンズ
今までは35mm換算で50 mmの単焦点レンズしか持っていませんでしたが、今回の結婚式二次会に向けて、標準から準広角までカバーするズームレンズを購入しました。しかも、防塵・防滴対応レンズということで、登山に持っていくレンズとしても最適です。(2018年04月29日までに購入すると、10000円のキャッシュバックも受けられますので、今がお買い得です。)
OLYMPUS 標準ズームレンズ ED 12-40mm F2.8 防塵 防滴 マイクロフォーサーズ用 M.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2013/11/29
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ストロボ
インターネットで調べてみると、ストロボが必要みたいです。その理由としては、結婚式二次会では比較的暗い場所が多く、ぶれない写真を撮るためには、ある程度の光量が必要となるためみたいです。今回は以下のストロボを使用しています。購入のポイントとしては以下の3つです。
①ガイドナンバー(光の強さ)が32以上
②バウンス調整が上下左右できること
③メーカー純正であること(非純正ではフラッシュの強さやタイミングが合わないケースがあるらしい)
予備品
何かのときのために、替えのカメラバッテリー、電池、SDカードを持っていきました。カメラバッテリーは2時間の撮影で1本と2本目の少しを使用したことから、ちょうど良い量を持ってきたと思います。
撮影方法
今回はシャッタースピード優先で、ストロボはほとんど上にバウンスさせて利用しました。シャッタースピード優先にした理由は、ぶれていない写真をたくさん撮影するためです。素人なので、あまり色々すると失敗するかなと思って慎重にいきました。
当日
早めに会場入りして行ったこと
シャッタースピードの最適化と場所による光量の違いを確認しました。
シャッタースピードが最低何秒必要なのか確認するために実施しました。私のカメラでは、1/20秒以下の時間で撮影しないとぶれることを確認しました。また、場所によっては光量が少ない場所があるので、その確認を行いました。また、ストロボ使用有り無しによる写真の出来上がりの違いを見たりと、様々なパターンの試し撮りを行いました。
実際、やってみて難しいと思った点
暗い場所でのシャッタースピード優先だと、ほとんどF2.8(そのレンズの最低値)になり、被写界深度が浅くなりました(ピントが合う範囲が狭いこと)。そのため、横一列に並んでいる場合はいいのですが、二列や三列になっていると奥の人の顔がぼやけたりしました。また、特に難しいとおもったのが、
入場や退場など、そのシーンは一度しかないということでした。
入場の礼や挨拶時の笑顔は一瞬しか現れない場面なので、常にファインダー越しで集中しておく必要があるということが分かりました。これが、アマチュアが結婚式のカメラマンを引く受けない方がいい所以だと強く理解しました。しかし、そういうことを体感できたというのは、貴重な経験ができたと思っています。また、カメラの機能を一から見直す機会にもなったので、知らない・使ったことのない機能を新しく使えるようになりました。
後日
写真の現像
今回の写真は合計して500枚程度。そこから70枚程度まで絞って、編集(コントラストやゆがみを直す程度)しフォトブックにすることにしました。今回使用したサイトはしまうまプリントという会社で、フォトブック2冊で1300円程度の破格の安さでした。写真はデータだとあんまり見返さないかなぁと思っての選択なので、夫婦で見て喜んで頂ければ作った甲斐があるのですが…ちょっと不安ですが、渡してみることにします。
追記20180419
フォトブックを先輩に渡したところ微妙な喜び方をしていました。夫婦で見て楽しんでもらえたら嬉しいなぁと思いました。
まとめ
もし、結婚式でのカメラマンに選ばれたのであれば、
①明るいレンズとストロボの用意
②会場の下見とカメラ設定の最適化
③撮りまくって、後で編集する
以上の三点に気を付ければ、何とか乗り切れるはずです。徒然と書きましたが、ご参考になればと思っています。
2018年04月16日 投稿
2018年04月19日 更新
【写真】ゴーストの対処方法
こんばんわ
とりやまです。
今回は強い光源を撮影するときに生じやすい『ゴースト』についてと、その対処方法について、ご紹介します。
ゴーストとは、レンズ面で複雑に反射を繰り返した光が画像としてはっきりと映り込むことです。特に強い光がある時に起きやすい現象のようです。上の写真では街灯の上側に何かぽつぽつと何かがあるのだが、それを『ゴースト』というみたいです。
対策として、以下の四点があげられます。
①レンズフードの使用
②F値を小さくする
③レンズプロテクターを外す
④構図を変更
光源を構図に入れている時点で完全に防ぐことは難しいので、うまく写真の中に共存させることがいいみたいですね。