【調査】草津白根山噴火~今回の噴火速報を出すことは、難しかった~
こんばんわ。
とりやまです。
今回は草津白根山噴火について調査してみました。
概要
2018年01月23日(火)午前9時59分頃、草津白根山の本白根山が噴火した。この山は噴火の可能性が低いと考えられており、監視カメラが無く気象庁は『噴火速報』を出すことはできなかったそうだ。自衛隊1人が死亡、他の自衛隊とスキー客合わせて11人が重軽傷を負った。
噴火速報の難しさ
噴火速報
噴火速報は2014年に発生し、死者行方不明者63人を出した御嶽山噴火以後、噴火被害軽減を目的に導入されたようです。以外に最近のシステムなんですね。
噴火の種類
噴火には主にマグマ噴火と水蒸気噴火があるみたいです。
マグマ噴火
マグマ噴火はマグマ自体が地表に上がることで生じる噴火です。マグマ噴火に伴い、山全体が膨張したり、火山性微動が生じることから噴火を予測しやすい。
水蒸気噴火
マグマはあまり動かず、マグマ上方の地下水が熱せられて生じる噴火です。こちらは噴火の前兆がなく、予測が難しいみたいです。
日本の活火山の数
日本には111の活火山のうち、50の活火山は常時観測火山(24時間体制で監視)に選ばれているみたいです。草津白根山も常時観測火山に含まれていたようですが、湯釜火口という別の場所であったみたいです。
観測機器
観測器を調べてみましたが、おそらく1山に対して1億は費用がかかるのではないでしょうか。
まとめ
今回の草津白根噴火で噴火速報を出せなかった原因は以下の2つの要因によるものでした。
①主要な観測対象の山ではあるが、主要なポイントではなかったこと
②水蒸気噴火によるものであったこと。
今後は水蒸気噴火の前兆の観測方法を確立することが、噴火速報をより確実性の高いものであることが分かりました。そういう研究報告があることを今後期待していきたいと思いました。