toriyamaranの山旅日記

登山、旅行を中心としたブログ

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【読書】シンデレラ・ティース~誰にでも悩みはある~

こんばんわ

とりやまです。

今日は坂木司著『シンデレラ・ティース』の感想です。

あらすじ

大学二年生の夏、主人公であるサキは母親に騙され大の苦手である歯医者でアルバイトをすることになる。クリニックでは歯の治療だけでなく、患者の悩みにも直面した。サキはアルバイトを通して、成長していく。

 

誰でも悩みはあるもの

主人公サキが気になっている歯科技工士 四谷さんとの会話より。

四谷さんは尊敬する2人の先生が歯の治療だけでなく、患者とのコミュニケーションを大事にしていることに注目していた。サキに関しても、当初は歯のことを何も知らないバイトの子という認識であったが、サキのストレートな物言いが患者の心に響いている瞬間に感動していた。そういうサキの姿を見て四谷さんも患者の歯のケアだけでなくそれに伴った心の傷もケアすることが大切だと再認識していた。

 

自分も含め人は誰でも悩みを持っていると思う。進学、就職、結婚、子供のこと、親の介護と、どの年代においてもそれなりに悩みは尽きないと思う。しかし、それが正解かは分からないが自分なりの答えなり経験があれば、困っているいる人にある程度の適切な助言ができるかもしれない。重い悩みほど見ないふりをしたり、逃げ出したくなるのが、人間というものであると思うが、たとえ間違っていても本気で考えて行動するように心がけたい。少し本の内容からズレるかもしれないが、そんなことを思ってしまった。